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海外文学『ハズバンド/ディーン・クーンツ』

温厚な性格の主人公が、誘拐された妻を救い出すために、たった一人で犯罪のプロに戦いを挑むという物語。

サスペンス描写のうまさと、テンポのよさで、退屈せずに読み終えることはできたが、何しろストーリーが単純すぎて新鮮さには欠ける。

言い方を変えると、内容の貧弱さを、技術力でカバーしたかのようにも思えてしまう。

クーンツの作品を読むのは『インテンシティ』に続いてまだ2冊目なのだが、どちらの作品も、事件に巻き込まれた主人公が、苦難の末に最後には、その苦労が報われるというもの。

たった一作だけで、その作家を評価してはいけないと思い、今回、別の作品を手にしてみたのだが……
一本のB級アクション映画程度の薄っぺらい内容には、やはりちょっとがっかりさせられた。

決してつまらなくはないのだが……
アイデアが乏しいというか、
先の展開が、容易に想像できてしまうというか、
テーマ性も単純(結局、愛は勝つってことが言いたかったんでしょ)

ビッグネームの作家だけに、他にもっと面白い作品があるようにも思うのだが、今後、3冊目の彼の作品を手にするかどうか、ちょっと躊躇してしまいそうだ。

評価は、5つ星のうち、3.0


テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

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